OverDressギミックについて
イントロ
今回は、今週の週ヴァンで紹介された『スタートデッキ01近導ユウユ(国家:ドラゴンエンパイア)』のメインギミックであるOverDress(以下OD)についておさらいしていきます。
OverDressとは
まずは、ODについて説明していきます。
ODとは一種の状態のことです。ノーマルコールの代わりに指定されたユニットの上に重ねる事でOD状態となります。
ここで、あくまでノーマルコールの代わりであるため、コールの際のグレード条件を無視したり、何かしらの効果によるコール(スペリオルコール)でOD状態になる事はできないことに注意してください。(詳細は公式Q&A)
また、ODされたユニット(公式はドレス元と呼んでいるようです)はどうなるかというと、基本的にはドレス元であるという以外の情報を完全に失い、ドレス元である間は活用することができなくなります。
ODユニットが領域を移動する場合は、ドレス元も同じ領域に移動します。例えば、退却する時は一緒にドロップゾーンへ、バインドされる時は一緒にバインドゾーンへ移動します。
インターセプトをしたときは、ドレス元のユニットのシールドは参照せず、1枚のユニットとして扱います。
結局、ODというのは2枚のユニットを1枚のユニットとして扱うというシステムです。
別の見方をすると、OD状態になるために、指定されたリアガードを1枚コストとして支払っていると見ることもできます。個人的には、それなりに重いコストを支払っているな、と感じました。次は、その対価として、どのような恩恵が得られるかについて見ていきます。
ヴェルリーナ
現状唯一のOD効果を持ったユニットである「ヴェルリーナ」について見ていきます。
まず、効果を簡単に述べておくと、
G0の「トリクスタ」をドレス元として指定していて、
OD状態でヴァンガードにアタックした時、パワー+10000を得る効果を持っています。
その際、追加でSB2することで、相手のリアガードを1枚選び退却させます。
相手のガード・ボードのリソースを奪う能力が高い一方で、ドレス元である「トリクスタ」の単体性能が低いというのが弱点であると感じます。
本音を言うと、「ヴェルリーナ」だけを見ると、指定リアガード1枚の消費に対して、その効果はトントンあるいは少しリターンが少ないという印象を受けます。
しかし、既に「天輪聖竜 ニルヴァーナ」や「焔の巫女 リノ」といった優秀なサポートが見えていて、デッキ全体としての仕上がりは良い感じにまとまりそうです。
まとめ
シンプルかつ新鮮な効果で、カードの枠のデザインも好みです。Dシリーズの開幕がますます楽しみになりました。
余談ですが、ヴェルリーナやODの判明により、ブースター第1弾の看板ユニットはひょっとしてV用ではなくODユニットなのかなと思ったりしています。
今回の考察は以上となります。最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。